ケトコナゾールの副作用で引き起こされる紫斑病とは

ケトコナゾールは、イミダゾール系抗真菌剤で、真菌が細胞膜を合成するのを防ぎます。病院では水虫や皮膚カンジダ症の治療でケトコナゾールを処方します。ケトコナゾールはごくわずかな割合で、紫斑病を引き起こすことがあります。紫斑病とは出血しやすくなる病気で、血管から皮膚と粘膜に内出血が現れるので紫色のあざができます。一般的にこの紫色のあざを紫斑と呼び、紫斑を主な症状とする病気を総称しています。紫斑病には様々な種類がありますが、最も多いのがアレルギー性紫斑病です。子どもに多い病気ですが、薬の影響で大人もかかることがあります。全身の小血管炎で、微熱や倦怠感があり、出血を伴うぽっこりとした発疹や赤い点々のあざが足やおしりに左右対称にできるのが特徴です。手足がむくんだり、顔や頭が腫れたりします。およそ60%が膝や足の関節に関節痛を起こします。一方で激しい腹痛や嘔吐、血便が出る人がおり、急性虫垂炎と勘違いされやすいです。紫斑が出現して4週間以内に50%は腎障害を患って、ネフローゼ症候群を合併します。腎障害になると治療は長期的になります。治療には急性の場合は安静にすることが優先されます。関節痛にはアセトアミノフェンを使います。また血小板減少性紫斑病などがあります。止血する役割の血小板が少なくなることで、一度出血すると止まるのに時間がかかります。歯茎からの出血や鼻血、生理が終わらないなど、幅広い世代で発症します。重症の場合、脳出血を起こすことがあります。平成27年1月1日には指定難病となり、医療費助成対象疾病です。血小板があまりにも減少した時は、止血できるように免疫グロブリンを大量に投与します。また慢性化すると脾臓を摘出することがあります。