脂漏性皮膚炎治療にケトコナゾール

脂漏性皮膚炎は皮脂腺が多数あり、皮脂が多く分泌される頭皮や顔(特に鼻の周辺)、耳の後ろ、脇の下、太ももの付け根などで起こります。
脂漏性皮膚炎になった部分は、炎症で赤くなってかゆみを伴い、皮膚が荒れてかさつき、剥がれ落ちる状態になることもあります。
この病気が成人に起こった場合、原因はホルモンバランスの乱れ、洗顔や洗髪での洗いすぎや洗い残し、ストレス、ビタミンB不足なども挙げられますが、直接的な原因はカビの一種である真菌のマラセチアです。
マラセチアは人間の皮膚に普段から存在する常在菌ですが、皮脂や汗などが多くある環境では皮脂などをエサにして増殖し、その代謝物が肌に炎症を引き起こすとされています。
ケトコナゾールは、このような脂漏性皮膚炎の治療に使われる抗真菌薬の有効成分として配合されている物質です。
脂漏性皮膚炎の治療用に処方されるのは一般的に塗り薬で、クリーム状のケトコナゾールクリーム2%「JG」やニゾラルクリーム2%など、多くの製品があります。
ケトコナゾールが主成分の塗り薬を脂漏性皮膚炎の治療に使った場合、1~2週間塗布することで症状の軽減が期待出来ます。
また、症状が出ている部分が頭皮の場合は、低刺激のシャンプーや抗真菌剤の入ったシャンプーに変えることもあります。
ケトコナゾールが有効成分として配合されたシャンプーも存在し、ニゾラルシャンプーなどの商品名で出ています。
ケトコナゾール入りのシャンプーはフケやかゆみを抑える働きもあり、AGAの原因とされる男性ホルモンを抑制する作用もあるので抜け毛予防にも効果が期待出来るとされています。
ケトコナゾール入りの外用薬やシャンプーは、皮膚科などの病院で処方してもらう他に、通販で扱っているサイトもあります。
薬の使用時には注意事項を守り、肌や体質に合わないようなら、医師や薬剤師に早めに相談することをおすすめします。